車検時にはエンジンルームもチェック|確認内容や洗浄について

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Close up of a car mechanic checking oil level in a mechanical workshop

エンジンは車の基幹部分であり、当然車検時にもチェックされます。車検時のチェックでは、エンジンそのものだけではなく、エンジンルーム全体を見られるため注意が必要です。

エンジンルーム内全体の整備をしておかないと、保安基準に引っかかって不適合になってしまう可能性があります。

車検時のエンジンルームのチェック

車検時には、エンジンルーム内で以下の確認が行われます。

車体番号の確認
エンジンルームのオイル漏れ
消耗品のチェック
ゴム製品の確認
冷却水の確認
それぞれ見られているポイントが違うため、注意が必要です。チェックされているポイントを把握して、事前整備に役立てましょう。

車体番号の確認

エンジンルームには車体番号が記載されており、これが車検証と合っているか確認されます。これは検査対象の車と車検証の組み合わせが正しいかを確認するためで、間違うということはまずありません。

仮に間違うとするなら、別の人の車検証を提示している、あるいは違う車を車検に出しているかのどちらかです。基本的にはここで引っかかることはないため、確認があると頭に入れておくだけで問題ないでしょう。

エンジンルームのオイル漏れ

エンジンにはオイルが搭載されており、これが漏れていないか確認されます。オイル漏れがあると、不適合になりやすいため注意しなければなりません。拭き取って後から出てこない程度なら問題なく通ることもありますが、オイル漏れがあるなら早めに直しておいたほうがよいでしょう。

エンジンオイルはエンジンを円滑に作動するためのもので、熱を循環させてオーバーヒートさせないための役割を担います。つまり、オイル漏れをして量が減っている、あるいはなくなっているとオーバーヒートを招き、重大な故障に繋がります。

車検に通らなくなるのはもちろん、修理のコストも膨大になってしまうため、車検前にチェックし、早めに対処することが大切です。

消耗品のチェック

車には交換を前提とした消耗品がいくつも搭載されており、これはエンジン関係の部品も例外ではありません。スパークプラグやエレメントオイル、エンジンオイルなどは消耗品であり、定期的に交換しなければなりません。

部品によって交換頻度は違いますが、大体1年から半年目安のものが多いです。継続車検の場合は2年に1回のため、車検ごとの交換ではやや遅いといえます。消耗品は劣化していても使えるケースが多いですが、エンジンへの負担が大きくなりやすいため注意が必要です。

劣化した消耗品を使っていると、車検には通ってもその後故障のリスクが高まってしまうため、車検時期にまとめて変えておくとよいでしょう。

ゴム製品の確認

エンジンルームには多数ゴム製品があり、これも劣化していないかチェックしておかなければなりません。ベルトやホースのパッキンは特に確認が必要で、これらは経年劣化します。古い車ほど劣化が進んでおり、オイル漏れや故障に繋がることも少なくありません。

ゴムの劣化だけで車検に通らないということはまずありませんが、二次被害に繋がる可能性が高いため注意が必要です。ゴム製品はすぐに劣化するわけではなく、時間をかけてゆっくり傷んでいくため、車検時に点検してまとめて交換してもよいでしょう。

冷却水の確認

エンジンを冷やす冷却水は、古くなっていないか、量が減っていないかを確認しなければなりません。古くなっても機能はしますが、劣化している分動作に若干不具合が出ることも多いです。そのため、定期的に交換が必要で、大体2~3年を目安にするとよいでしょう。

ただし、最近ではさらに長期間使えるものも増えており、その場合は5年や10年使い続けることも可能です。冷却水は状態を見ながら交換を考える必要があり、量が減っている場合は継ぎ足しではなく、丸ごと交換で対処しましょう。

劣化した冷却水を使っていると、エンジンを冷やす機能が上手く働かず、オーバーヒートを招く危険性もあります。

車検時のエンジンルーム洗浄について

車検時にはエンジンルーム内の各部をチェックするだけではなく、洗浄をしたほうがよい場合もあります。エンジンルーム洗浄をすると、さらに状態はよくなり、品質向上も見込めます。どのような場合にエンジンルーム洗浄が必要なのか、必要性と洗浄方法を知っておきましょう。

エンジンルーム洗浄とは

そもそもエンジンルーム洗浄とは、単なる水洗いではなくスチーム洗浄です。特殊な機械を使い、高温のスチーム噴射でエンジンルーム内の汚れを落とすもので、業者に依頼してやってもらいます。エンジンルーム内の掃除自体は自分でもできますが、水洗いは厳禁ですし、頑固な油汚れはなかなか落ちません。

専用の機械でやってもらったほうが安全で、かつ素早く汚れも落とせます。長年使っているとエンジンルーム内は真っ黒に汚れることも多いため、定期的に洗浄しておくのがおすすめです。

車検時のエンジンルーム洗浄の必要性

結論から言えば、車検を受けるからといって、必ずしもエンジンルーム洗浄を行う必要はありません。車検で見られるのは各部位が正しく機能しているかどうかで、エンジンルームが汚れていようと関係ないと考えましょう。

ただ、車検を受ける際には、事前に24カ月の法定点検も行い、この際にはエンジンルームをきれいにしておいたほうが作業がしやすいです。エンジンルームがきれいになっていると、隅々まで状態を確認でき、細かな不具合があってもすぐに見つけられるでしょう。

必須ではないものの、より高品質な点検・整備を期待したいなら、やっておくに越したことはありません。あまりにも汚れが溜まっていると、各部位に悪影響を及ぼすこともあります。車検時期がひとつのタイミングと考え、汚れの程度を見ながらやるかどうか決めてもよいでしょう。

車検に通すか買い替えするか悩っているなら

車検更新時期が迫ってくると、本当に更新すべきかどうかで悩む人は多いでしょう。車検更新には費用と手間がかかりますし、コストがあまりにも大きいなら手放したほうがよい場合もあります。車検の更新と買い替えで悩む場合は、どちらがお得か考え、よりメリットのある選択をしましょう。

車検の前に買い替えをする

車検の更新ではなく買い替えを選択するなら、更新前に行いましょう。車検を通した後でも売却は可能で、車検の有効期限が長く残っている分、プラス査定にもなります。しかし、車検残存期間によるプラス査定は微々たるもので、車検費用を回収できないことがほとんどです。

つまり、車検を受けると、その費用のほとんどがマイナスとなり、損失が大きくなると考えましょう。高値で売れたとしても出費が大きい分、実質のプラスは小さくなって結果を損をします。車検前なら余計な費用がかかっていないため、コストを大幅に削減できます。

加えて、少しでも利益が出たなら、それは手元に残りますし、車検のコストを合わせて考えるなら、金銭的なメリットは大きいでしょう。車検前で整備していなくても買い取ってくれる業者はあり、業者の選定次第で思わぬ高額査定が期待できることもあります。

車検残存期間は買取において、ほとんど気にする必要はありません。売るなら車検前で、更新したならしばらくは乗り続けるべきと考えましょう。

買い替える場合はカーネクストがおすすめ

買取業者は数多くありますが、その中でも廃車買取に対応しているカーネクストがおすすめです。カーネクストは長く走った車、古い車、さらには不動車まで買い取ってくれます。たとえ故障していても買取が可能で、保安基準に適合しない車でも、0円以上で買い取ってくれるのが魅力でしょう。

さらに引き取りのサービスも充実しており、レッカー代や廃車手続きの代行手数料は、全て無料です。コストをかけずに手放し、かつ確実に現金化したい人に、おすすめの業者といえます。

参考:カーネクスト

車検のエンジンルームのチェックを把握しておこう

エンジンルームは細かくチェックされるため、車検時には事前に念入りな点検が必要です。エンジン本体はもちろん、周辺の部品もチェックすることが重要で、少しでも不安な箇所は整備、部品交換することが大切です。念入りなチェックで問題を見つけ出し、正しく対処してスムーズに車検を更新しましょう。

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