車検での光軸検査について徹底解説|調整方法や注意点とは

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SISTIANA, ITALY JUNE 12, 2013: Photo of a Nissan GT-R Black Edition backlights at the sunset. The Nissan GT-R is a 2-door 2+2 sports car produced by Nissan and unveiled in 2007. (SISTIANA, ITALY JUNE 12, 2013: Photo of a Nissan GT-R Black Edition back

車のヘッドライトは、見た目のイメージを大きく左右するポイントの一つで、近年はヘッドライトが特徴的な車種が数多く登場しています。見た目こそ異なるヘッドライトですが、車検によってヘッドライトが放つ光の色や量に、さまざまな規定が設けられています。

この記事では、車検における光軸検査の特徴や、車検を通すための調整方法などを解説するので、車検を受ける際の参考にしてみてください。

光軸とは何か

光軸とは、ヘッドライトの照らす方向のことを指しています。車検では、決まった光軸の向きが設けられており、決まった向きでない場合は車検に通りません。

ヘッドライトには、一般的に「ハイビーム」と呼ばれている前照灯と、「ロービーム」と呼ばれている減光時の状態があります。それぞれ以下のような基準が、道路運送車両法によって設けられています。

  • 前照灯:夜間に点灯させた時、前方にある100m先の障害物を確認できる
  • 減光時:夜間に点灯させた時、前方にある40m先の障害物を確認できる

また、これらの基準に加えて、車の進行方向を正射する照射光線であることも、基準に設けられています。ヘッドライトについては、切れた状態で走行していると、整備不良として罰則が設けられています。そのため、日頃から注意しなければならない場所だといえるでしょう。

車検における光軸と調整方法

夜間では、原則としてハイビームの状態での走行が推奨されています。ただし、対向車への眩感を考慮して、離合時にはロービームに落とすことが、暗黙のルールとして定着しつつあることが現状です。

車検はロービームで検査する

従来の車検では、ハイビームで検査を行っていましたが、平成27年9月1日からヘッドライトの車検基準が変更され、ロービームでの検査になっています。また、光軸の検査では、光の色についても規定があり、従来は白色か黄色であれば車検が通りました。しかし現在は、白色でなければ車検に通せなくなっています。

このように、光軸の検査が変化した背景には、従来よりも街頭の数や交通量が増えたことで、ハイビームでの走行が減少したことが考えられています。車検では、ヘッドライトをロービームに切り替え、光軸と光量をチェックします。

光軸は車検に落ちやすい要因

車検での光軸検査には、以下のような基準値が設けられています。万が一、基準値から外れている場合は、高度が足りていないと見なされ、不合格になることが多いです。

  • 明るさ:6400cd(カンデラ)以上
  • 色:白色
  • 照射方向:前方10mの位置で、照射部の中心を含む水平面より100mm上方の平面及び、照明中心高さの5分の1下方の範囲内にあること

光軸は、車検に落ちやすい要因の一つといわれていますが、長期間洗車していない場合は、ヘッドライトの表面に汚れが付着し、光量が足りなくなるケースもあります。このほかにも、ヘッドライトの傷や破損、劣化などが車検に落ちやすい要因として考えられます。

車検を通すための光軸の調整方法

車検を一度で通すためには、光軸のメンテナンスが必要です。光軸は、整備工場などの業者に依頼すると、15分程度で調整できますが、工具が揃っていれば自分で調整するという選択肢もあります。

自分で調整する

自分で光軸を調整する場合、日中の明るい時間では確認が難しいため、夜間や暗い場所で距離と高さを図って、調整することをおすすめします。また、坂道などの傾斜がある場所では、正確に調整できない可能性があります。そのため、平らな場所であることに加え、垂直な壁や塀のある場所で行う必要があります。

業者に依頼する

自分で光軸を調整できたとしても、車検を受ける場所までの走行中に軸がずれる可能性も少なくありません。また、角度の調整は自分で完璧に行うことが難しいため、ディーラーや整備工場に依頼するほうが、確実でしょう。なお、業者に依頼した場合の費用は、2,000円程度が相場です。

4灯式ヘッドライトは注意

高級車などに使用されている4灯式ヘッドライトの場合、ハイビームとロービームが一緒に点灯する仕組みになっています。そのため、ロービームの部分を隠して検査しなければ、正確な検査が難しいといえます。

また、4灯式のヘッドライトのままでは、車検に通らない可能性があるため、車検時には紙などでハイビームの部分を覆うなど、工夫が求められます。

車検を通すか買い替えかで迷っている場合

車を買い替えるタイミングはさまざまですが、車検がきっかけになる場合もあります。なぜなら、車検は2年に一度という頻度ですが、一度に10万円程度の費用がかかり、決して少額ではないためです。

年式から検討する

一般的に、年式が古い場合や走行距離が多い場合、車検にかかる費用が高額になりやすいといわれています。その理由の一つは、年式によって自動車税が上がることが関係しています。

自動車税はエコカー対象車を除いて、新車登録から13年経過すると高くなります。また、年式の古い車は、メンテナンスや部品の交換費用が高くなり、維持費がかかりやすくなります。このような場合、高い費用や維持費をかけて車検を通すよりも、年式の新しい車に買い替えたほうがお得なケースもあります。

買い替えの場合は買取業者の選択が大事

車を買い替える場合、ディーラーなどの販売店に下取りに出し、購入費用から差し引いてもらう方法がほとんどです。しかし、買取専門業者を選択したほうがお得なのでおすすめです。

サービス内容の充実

カーネクストは、業界トップクラスのサービスが魅力の買取専門業者です。主なサービスは、どのような状態の車でも0円以上の買取保証があることや、事故車や故障車でもレッカー費用が無料で利用できることが挙げられます。

また、廃車にする場合、永久抹消登録という手続きが必要ですが、ディーラーなどの販売店に依頼すると、手続き代行手数料を請求されるケースもあります。しかしカーネクストでは、このような手続きを全て無料で引き受けているのでお得です。

安心の24時間対応

買取業者の利用を検討する場合、愛車の査定額が気になります。カーネクストでは、電話の場合は8時から22時まで年中無休で受け付けており、WEBの場合は24時間365日いつでも問い合わせ可能です。そのため、思い立ったときにすぐに問い合わせができて、全国対応なので安心です。

なおコールセンターでは、入社後に特別な筆記テストと実技テストに合格したスタッフのみが、対応していることも魅力の一つです。

買取保証の理由

カーネクストは、買い取った車を修理して国内で販売するだけでなく、海外へも輸出しています。海外では、日本で使用されなくなった車でも、修理して使用できれば問題ないという価値観があります。そのため、性能のよい日本車へのニーズが高まっています。

また、修理不能となった車でも、解体してパーツが使用できれば、ニーズに応じて販売するなど、あらゆる方法で再利用されています。

参考:カーネクスト

光軸の調整をして車検を受けよう

光軸の調整は自分で行えますが、角度など項目によっては、業者に依頼しないと難しいケースもあります。ヘッドライトの表面に付着した汚れを落とすことはもちろん、日頃からのメンテナンスが大切です。

業者に調整を依頼しても、費用は2,000円程度です。車検を一度で通すために、車検の時期が近づいたら、正確な調整を業者に依頼してみてはいかがでしょうか。

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